NDEとは
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NDE(長浜開発高速鉄道、Nagahama Development Express Railway)は、予子山市や長浜市への過度な人口集中を防ぎ、都市機能を分散させるために建設されました。
NDEの建設された成予平野東部・水田や草原の広がる「東郷」と呼ばれるエリアは、ウン百万都市・長浜から離れるほど民家が少なくなり、人の気配すらしない草地や森林が多くなっています。
沿線には研究所やIT企業のオフィス、工場などが建設されていますが、当初の目的は達成できておらず、いまだ駅前に森林が広がっているところもあります。
鉄道
ホームドア | 各駅に設置 |
踏切 | なし |
運転保安装置 | デジタルATC |
旅客列車 | 4両・8両ワンマン運転 |
貨物列車 | あり |
運転最高速度 | 120km/h |
駅名標
路線図
車両
旅客列車では、以下2タイプの車両が運用に入っています。
NDE500系
後述の予子山鉄道のY500系をベースに、徳泉工業東長浜工場で製造された車両です。基本設計はY500系と全く同じですが、4・8両編成の2タイプがあります。4両編成を併結して8両で走ることもあります。
前面に左右各4本のヒゲが入っている他は塗装・ラッピングなどを施していません。
Y500系(中曽根車)
予子山鉄道が保有しています。NDE中曽根事業所に隣接している、YT中曽根車両基地に所属しています。全列車が8両編成です。ホームドア・ワンマン運転に対応しています。
Y500系の解説(予子山鉄道のページ)
Aライン
YT長木線に接する南助郷から、東郷地域を斜めに貫くNDEの主力路線です。
番号 | 駅名 | よみ | キロ |
01 解説南助郷:YT長木線から開発高速(Aライン)が分かれる駅です。長浜市郊外の住宅地に位置し、3面4線で退避や折り返しも行われます。快速・特別快速などYTと当線を直通する全列車が停まり、乗務員が交代します。 乗り換え:YT長木線 | 南助郷 | みなみすけごう | 0.0 |
02 | 新助郷 | しんすけごう | |
03 | 東郷渡 | とうごうわたし | |
04 | 大欅 | おおけやき | |
05 解説1147地区:NDEは水田や桑畑、草原や湿地帯の広がるエリアに都市開発のために建設されたため、このように開発地区番号がそのまま駅名になっているところもあります。 | 1147地区 | いちいちよんななちく | |
06 | 1160地区 | いちいちろくれいちく | |
07
解説1171地区:フェンスで囲まれた未整備の空地、Aライン開通とともに新しく建設されたIT企業のオフィスや大学の研究所、物流倉庫や深夜に勤務する彼らのための銭湯などが駅周辺にあり、最も開発高速(NDE)の沿線らしいエリアと言えるかもしれません。 1160地区側で貨物線(単線)が分岐し、物流会社地下の荷役場を経由して地上へ出、NDE総合貨物駅~1185地区駅(Cライン)へとつながっています。 | 1171地区 | いちいちなないちちく | |
08 乗り換え:Cライン | 1182地区 | いちいちはちにーちく | |
09 解説第二州会議事堂:予子山州議会が開かれるホールです。(第一)州会議事堂は予子山市にあります。 | 第二州会議事堂 | だいにしゅうかいぎじどう | |
10 | 総合広域公園 | そうごうこういきこうえん | |
11 乗り換え:Eライン | 3502地区 | さんごーれいにーちく | |
12 | 県美術館 | けんびじゅつかん | |
13 | 3567地区 | さんごーろくななちく | 35 |
6路線のうち利用者数が最多の主力路線です。起点でYT長木線に接続。途中でC・Eラインが分かれます。
YT直通の特別快速・快速、線内運転の普通があります。特別快速は終点の3567地区まで20分毎の運転。快速はYT・A・Cラインを直通して州民館まで20分毎、普通は南助郷から3567地区まで10分毎です。
基本的にEラインには直通していません。
特別快速は長浜・阿古屋・南助郷・1147地区・1182地区・3502地区・3567地区に停車(午前の下りは第二集会議事堂にも停車)。快速はYT線内の各駅と南助郷・1147地区・1182地区、それにCライン各駅に停まります。
くわしく見てみると、普通は全線にわたって10分毎、速達系は南助郷~1147地区で10分毎、1147地区~3567地区で20分毎です。
沿線
南助郷~大欅までは完全に長浜の都市エリアで利用が多く、車窓も平凡な市街地が続いています。
1147地区あたりから車窓には水田、桑畑、牧場のほか、整地したものの放置され雑草が伸びている空地が目立ちます。駅周辺はさすがに開発が進んでいて、駅名のとおり州や県の施設や公園、IT企業のオフィスやデータセンターなどが多いのもこの鉄道沿線の特徴です。
NDEは駅から離れた施設への直行バスを出しています。Aライン沿線では、A10総合広域公園駅から東郷第二工業団地までなど、4ルートがあります。
全列車8両編成です。末端区間で普通列車の利用が低迷しているため、4両化や運転頻度の見直しを検討しています。
Bライン
NDEの第二の幹線です。YT長木線・上田駅から分岐しています。
01
解説上田:Bライン、Dライン、Fラインの列車がここを経由してYT長木線に乗り入れ、長浜へと直通しています。長浜の通勤圏内で、駅前には新しいマンションが立ち並び、駅から離れるとやや古い大規模な団地が広がっています。 もっとも、団地やニュータウンの間には果樹園などもあるのどかな丘陵地です。 乗り換え:YT長木線 | 上田 | うえだ | 0.0 |
02 | 森が谷 | もりがや | |
03 | 州立革新機構 | しゅうりつかくしんきこう | |
04 | TCMPセンター | てぃーしーえむぴーせんたー | |
05 解説藤が丘金属研究所:市国先進研究センターへ向かうDラインが分岐する駅です。比較的利用者の多いDラインの列車は、すべて長浜まで直通します。 乗り換え:Dライン | 藤が丘金属研究所 | ふじがおかきんぞくけんきゅうしょ | |
06 | 湯栗川 | ゆくりがわ | |
07
解説州民館:Cラインの列車はここで折り返すため、今のところ直通列車はほとんどありません。ただし、Cライン沿線の車両基地に入る列車や貨物列車のため線路はつながっています。 この駅から長浜方面へは、Bライン~木田線直通列車も、Cライン~Aライン~木田線直通列車も利用することができます(運賃計算方法は異なります)。 州民館は予子山州の公民館のようなもので、図書館やプールも併設しています。 乗り換え:Cライン | 州民館 | しゅうみんかん | |
08 | 奥 | おく | |
09 | 小里 | おざと | |
10 解説滝下三日月湖:その名のとおり、里川の渓流瀑「NDEの滝」(地元が販売していた命名権をNDEが獲得)とそのすぐ下にある三日月湖の隣に駅があります。いなかです。あたりを見回しても民家は見あたりません。 | 滝下三日月湖 | たきしたみかづきこ | |
11 乗り換え:Fライン | 新谷地 | しんやち | 28 |
起点の上田でYT長木線に接続し、途中にDラインの分岐、Cラインとの接続があります。終点ではFラインにそのまま乗り換えられます。
8両の快速・区間快速・普通が走っています。
利用が多いDラインは全列車が長浜からの直通です。快速・普通がそれぞれ20分毎で、快速の停車駅は長浜・阿古屋・白狛・上田・藤が丘金属研究所とDライン内各駅です。
区間快速はYTに乗り入れず、上田~藤が丘金属研究所間の3駅を通過するのみです。20分毎の運転で、普通と合わせることでBライン全駅で毎時6本以上の列車が確保されます。
Dに直通しない普通は上田~新谷地で20分毎です。
沿線
上田付近は丘陵の住宅地といった感じですが、上田から離れるにつれ田畑の中に企業の研究所や研修所、公共施設をはじめとする妙な施設が目立つようになります。
州民館周辺はさまざまな公共施設やニュータウン、高層マンションと大きなショッピングセンターがありますが、さらに南東へ進むと「何のための開発高速鉄道だ」との声が聞かれそうなほど開発されていない自然の風景の中を走ります。
線路は上田寄りがだいたい高架・掘割、新谷地寄りが盛土・切通しです。
新谷地以遠はFラインといい、Bとは別の路線ですが、これはBを新谷地から別の方向へと延伸させる計画があるからです。
Cライン
AラインとBラインをつなぐ、南北方向の路線です。中曽根に全線の車両が所属する基地があります。
01 乗り換え:Aライン | 1182地区 | いちいちはちにーちく | 0.0 |
02 解説1185地区:Aライン・1171地区付近から分岐してきた貨物線が合流します。 | 1185地区 | いちいちはちごーちく | 3.1 |
03 | 湯栗礼牟 | ゆくりれいむ | 6.0 |
04 解説中曽根:高架駅から地上へ、車庫線が立体分岐します。 | 中曽根 | なかそね | 9.6 |
05 | 湯栗万里佐 | ゆくりまりさ | 12.3 |
06 乗り換え:Bライン | 州民館 | しゅうみんかん | 16.1 |
Aラインの1182地区で分かれて、州民館でBラインに接する路線です。快速と普通がありますが、Cライン内に通過駅はありません。
快速はAライン経由で長浜まで直通。通過駅はAラインの5駅のみで、YT線内とCライン上では各駅に停車します。快速・普通とも20分毎なので、合わせると10分毎となります。快速は8両、普通は4両編成です。
沿線
全線が高架です。沿線は比較的開発が進んでいて、中層マンション群や工業団地もあります。
中曽根で、単線の車庫線が分岐します。車庫線の先には「NDE中曽根運転センター」のほか「YT中曽根車庫」もあり、NDEを走る車両は(貨車・機関車を含め)すべてここをねぐらとしています。
Dライン
Bラインから分岐し、IARC(市国先進研究センター)に向かう路線です。
01 乗り換え:Bライン | 藤が丘金属研究所 | ふじがおかきんぞくけんきゅうしょ | 0.0 |
02 解説東郷Cbタワー:積乱雲のように高い(んなわけない)オフィスビルです。百階以上あります。Dライン沿線には摩天楼が多く、広大な緑地の中にいくつもの塔がそびえているという異様な風景が広がっています。 | 東郷Cbタワー | とうごうしーびーたわー | 3.3 |
03 解説A棟:ここからはIARCの敷地内です。 | A棟 | えーとう | 4.4 |
04 | 8棟 | はちとう | 5.8 |
05
解説IARC:IARC本部の最寄り駅です。IARCリニアの「IARC本部棟」駅まで数百メートルです。 IARCリニアは、ここから予子山市本町までを地下トンネルで結ぶ高速鉄道です。 | IARC | あいえーあーるしー | 7.0 |
快速と普通(ともに当線内各駅に停車、BラインとYT長木線に直通)を合わせると10分毎となります。すべて8両編成です。
沿線
藤が丘金属研究所からIARCまで全線高架です。手の付けられていない森林と手入れされた庭園、それに囲まれ林立する超高層ビルの中を走ります。
予子山都心とIARC本部を直接むすぶリニアとは競合関係になく、発地別にすみ分けています。
IARCでは、架空世界の運用など非常に重要な業務を行っています。
Eライン
Aラインから分岐する短い路線です。計画では、東に延伸し、長浜交通11号線に直通するようになっています。
01 解説3502地区:長浜交通との直通を開始してもE~Aラインの直通需要は多くないとの予測があるため、E・Aの直通は考慮されていない配線です。 乗り換え:Aライン | 3502地区 | さんごーれいにーちく | 0.0 |
02 解説入谷新田:地下駅です。付近に大企業の航空研究施設があり、試験飛行場の滑走路にかかるため駅前後が地下トンネルになっています。 | 入谷新田 | いりやしんでん | 5.1 |
03 | ウツボ新田 | うつぼしんでん | 8.3 |
延伸と直通に備えて複線分の用地を確保していますが、いまは片側だけに線路を敷いて単線運転を行っています。延伸の目途は立っていません。
4両編成の電車が1本、運用に就いて、ずっと往復し続けています。運転頻度は毎時3本です。
沿線
入谷新田駅西側トンネル入り口付近に貨物駅があります。周辺に数か所ある工業団地の貨物を引き受けています。
水田や果樹園が広がり、眺めがいいです。やや起伏のある地形です。
Fライン
Bラインの終点から伸びる短い路線です。沿線には予子山州で最大の湖・美輪湖があります。
01
解説新谷地:駅前には真新しい大学が、駅から離れたところには古い集落と小学校などがあります。高架のホームからはどこまでも広がる水田と草地が見渡せます。 Fラインは今のところほとんどの列車が4両編成で、線内折り返し運転を行っています。一部列車(8両)が長浜~Bライン経由で直通してきます。 乗り換え:Bライン | 新谷地 | しんやち | 0.0 |
02 | 美輪湖 | みわこ | 1.8 |
03
解説加子池:東郷平野(=成予平野東部)を開発し、予子山市や長浜市周辺への過度な集中を抑えるために建設されたNDEですが、このあたりはほとんど開発されていません。長浜からのアクセスはいいためウォーキングなどの人気があります。 周囲は湿地帯で、1年中水に浸かっている森などがあります。 | 加子池 | かすいけ | 3.2 |
04 解説殿崎:周囲より一段高くなった岬のようなところで周囲に海はありませんが、海面が高かった昔は本当の岬だったといわれています。 | 殿崎 | とのさき | 4.9 |
4両編成1本が20分毎に往復しています。単線で交換設備はありません。安価なタイプのホームドアを設置しています。
沿線
沿線は湿った森、草原、水田、湖や川などで、駅から離れて集落が点在しています。線路は高めの盛土(一部高架橋)で、道路はトンネルまたは陸橋で越えています。新規路線では踏切が許されなくなったためです。
新谷地駅は1面2線。長浜側にシーサスクロッシングがあります。殿崎側で2線が合流して単線になります。1番線にBライン、2番線にFラインが到着し、すぐに折り返しが行われます。
終端の殿崎駅は枕崎やこどもの国(横浜高速)のような1面1線の棒駅です。
貨物輸送事業
東郷第一通運引込線、NDE総合貨物ターミナル、入谷新田貨物駅、小里貨物駅からコンテナ・石油輸送列車などが発着しています。貨物列車は長木線に乗り入れて東岸貨物船・長浜港方面や木田方面にも向かっています。
バス
沿線では、NDEの延伸や周辺の開発に合わせて、東郷バス、長浜交通、成予鉄道バスなどが路線網を拡充させています。NDEも、駅から沿線施設への直行便などごく一部で路線バスを運行しています。