吉浦線
泥圃で本線から分かれ、市街地の南西・吉浦に向かう路線。同社の鉄道線のうち最も距離が短い路線。全線単線。
吉浦線はホームの長さが6両未対応なので、最長でも4両編成である。ほとんどの列車が本線の電鉄神荷〜泥圃に乗り入れる。急行運転は行っていない。一部ワンマン列車。毎時3〜5本。
長藤駅
泥圃と吉浦のほぼ中間にあたる長藤駅では、軌道線(路面電車)に乗り換えられる。駅前に「長藤駅前」電停があり、お互いにすぐに乗り換えられるような接続ダイヤになっている。
吉浦駅
吉浦線の終点。同線はほとんど市街地の中を走るが、吉浦駅到着の直前、急に視界が開け、多島海の神荷灘が車窓に広がる。絶景区間は短いが駅のポイントを渡るため25km/hほどに速度が落ちており、数十秒間景色を楽しめる。
吉浦駅は1面1線で側線が何本かある。隣の吉浦市駅(合併して神荷市となるまで、この辺りは吉浦市といった)で交換を行うため、10〜15分ほど停車してから折り返す計算になる。その時間を利用して足湯につかるのもよし。
駅前に、天然温泉の吉浦温泉がある。温泉につかりながら、ガラス越しに広がる神荷灘を眺めることができる。