Y600系特快用電車
概要
2008年、予子山南東線の改良に合わせて登場した130km/h特快用電車。いまのところ南東線・緑川線用の150番台、本込線用の0・400番台、試作編成の9900番台があります。
10両編成で電気方式は直流1500V、最高速度は130km/h、9900番台を除いて3ドア両開きで転換式クロスシート。車体はステンレスで前面(FRP製)も含めて銀色、番台によって帯色が異なります。
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601 | 605 | 603 | 604 | 603 | 604 | 605 | 603 | 604 | 602 |
水色はM車
150番台(Y600-150)
9900番台の試運転で得たデータをもとに改良された、同系列初の量産車です。南東線と緑川線で運用中です。特別快速は全列車Y600系で運転されます。快速列車に充てられることもあります。太い線と細い線の組み合わせの紺色の帯を巻いています。
0番台(Y600-0)
150番台よりもあとに登場したタイプです。本込線に投入され、北都~本込間の特別快速(予子山本線の300km走破特快ではない)用Y100系を置き換えました。帯は一重の青色です。
12両化計画
ほぼ同じ区間を走る本込線新快速(Y470系)は12両ですが、Y600系特別快速は予子山本線・本込以南へ直通する列車があるため10両のままになっています(本込以南には12両未対応の駅があるため)。ホーム延伸、または8+4両とすることで12両化する計画があります。
400番台(Y600-400)
本込線特別快速の増便、本込以南へ直通する列車の増便などのため増備された、0番台の改良型です。0番台と同じく12両化の計画があります。帯は一重で青色をしています。
9900番台(Y600-9900)
2編成20両が存在しています。2ドア両開き・デッキ付きで回転リクライニングシートを備えています。南東線の特快用新線(いわゆる新南東線)で何度も走行試験を行いました。
9900番台は、新南東線開業後も営業運転に就いていましたが、2ドアデッキ付きのため混雑する列車に充当できないなど制約が多かったため、次第に臨時急行などに充てられることが多くなりました。現在は主に予子山本線や東岸線で、急行列車として活躍しています。予子山駅17・18番線で見かける機会が多いです。
車体に黒の二重線を巻いています。